派遣会社と派遣スタッフとの新たな関係

人材マーケットの需給バランスが売り手市場へと大きく変わり、リクルートスタッフィングとスタッフサービスの経営統合、日雇い派遣にまつわる様々な法規制の見直しなど、派遣業界は今、大きな転換期を迎えています。
「営業マンに気に入られないと仕事を紹介してもらえない!!」というのはもはや一昔前の話になったようです。
このような環境下で派遣会社各社では、新たな派遣スタッフの獲得&稼働率の向上が至上命題となっているようです。今回のレポートではその一例をご紹介したいと思います。


人材派遣会社の競争激化は派遣スタッフにどんなメリットをもたらすか。
大手メガ派遣会社VS中堅優良派遣会社の構図

人材派遣業界の「売り手市場」の色合いが濃くなるにつれ、労働条件や福利厚生などに対するスタッフさんの要求も厳しくなり、派遣会社とスタッフさんの関係性は確実に変わってきています。
業界大手各社は豊富な資本をスタッフさんへ福利厚生やキャリアアップサポートなどの形で還元し、「わかりやすい表現」で自社のサービスポイントをPRしています。
(詳しくは各社のホームページをご覧ください。)
一方で、サービスそのものに特色と強みを持つ中堅各社は、それぞれの強みをより活かすことで成長を期しており、お互いの強みを合わせることでメガ派遣会社に対抗しようとしています。その顕著な例としてあげられるのが、今回ご紹介する「合同登録会」です。


「合同登録会とは」

サービスに特色を持つ派遣会社が合同で登録会を行うことで、様々なニーズを持ったスタッフさんに対応していこうというイベントです。
本来ライバル同士である派遣会社同士が手を組むことにより、スタッフさん側からは「効率よく、たくさんの派遣会社の方から様々な話が聞けた」「各社の方々に相談していくうち、自分の希望や方向性が整理されてきて良かった」「職種に対する興味が広がった!」「敷居が高いと思っていた大手企業を身近に感じることができた!」「全く知らなかった業種の説明が聞け、様々な可能性が感じられた!」など、評判は上々のようです。

また、参加企業側も「自社だけでは獲得できない幅広いスキルや業界経験者の登録が見込める」「人材獲得力が十分でない分野のスタッフさんの登録が可能」「親会社や関連会社以外への人材提供力が向上する」といった利点があるようです。


まとめ

2008年3月にハタラボ編集部が実施したアンケートによると現在派遣で働いている女性のうち約半数の方が、仕事情報は契約中の派遣会社ホームページから得ているという結果になりました。つまり、2人に1人は現在契約中の派遣会社で次回の契約も行うという事実が明らかになりました。他社で稼動しているスタッフを、いかに自社のスタッフに取り込むか。「人材派遣サービス」というスキームの制約の中において、派遣会社も差別化、付加価値化を進めています。
スタッフさんサイドからすれば、「自分にとって派遣で働くことの目的やメリット」を明確にすることで、より自分に見合った派遣会社が見つかるはずです。


参 考 (7/7〜7/8に開催された合同登録会の概要)
■会場
東京国際フォーラム ガラス棟 G701会議室
東京都千代田区丸の内3丁目5番1号

※所要時間1〜2時間(登録をご希望の企業数により個人差があります)

■持ち物
  • 職務経歴書1枚
  • 写真1枚(3cm×4cm)
  • 本人確認書類(有効期限内で氏名・生年月日が記載されている公的機関発行の証明書原本)

■参加企業
  • 松下エクセル
  • JALビジネス
  • 旭化成アミダス
  • キャリアライズ
  • 日本郵政スタッフ
  • JTBサポートインターナショナル
  • テンプスタッフ

■URL
http://www.tempstaff.co.jp/personal/news/20080522_01.html


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